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「Jewel's anecdote～宝石と物語～」

宝石や天然石は、古くから人の心を掴む魅力に溢れ
多くのおとぎ話や、歴史に登場します。

ここでは、そんな宝石や天然石にまつわるお話をご紹介いたします。

久々のご紹介にやや緊張しております。
さて、今回はメーテルリンク作の童話

「幸せの青い鳥」

参考文献：新潮社出版「幸せの青い鳥」より

あるクリスマスの前夜、貧しい兄妹チルチルとミチルの前に突然、魔法使が現れ
どんな希望も叶えることのできる『青い鳥』を捕まえろと命じます。

眠い目をこすりながらも二人不思議な旅にでます。
幸福の楽園・思い出の国・未来の王国など、さまざまな世界で青い鳥を探し回り
それでも『青い鳥』を捕まえることはできませんでした。

意気消沈しつつ家に帰ったところで目が覚めると
今までの事が夢であったと気づくのです。

そして自分達が飼っていたキジバトが『青い鳥』に変身していく様子にビックリ！
…ということろで語りは終わります。

この物語の中で、二人がかぶっていた帽子にはダイヤモンドのブローチがついているのですが
ブローチのダイヤモンドをクルクルと回すと、様々な世界へ行くことができる不思議なアイテムです。

ダイヤモンドはそんな不思議な道具として使われていました。
カットされたダイヤモンドの内部はキラキラと輝き万華鏡のように華やかです。
この輝きに作者のメーテルリンクは神秘的で不思議な世界を創造のしたのかもしれませんね。

この童話「青い鳥」は

幸せは日常の中にこそ隠れている。
普段は感じる事が難しいからこそ日常生活を見つめ直して、小さな幸せを見つけよう

そういった思いが込められていると言われています。

まだまだ新型コロナウィルスの影響は強く
今の世界は数年前とは違う世界といえるかもしれません。

それでも身近なところに幸せは隠れているでしょう
皆様も心のダイヤモンドをクルクルと回して気分を入れ替えていきましょう。
そうすれば幸せの青い鳥は案外近くで見つかるかもしれませんよ。

～END～

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