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海水パールと淡水パール

こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。

今回は 前回に続き6月誕生石の一つ パールの種類についてのご紹介です。

パールは大きく二種類ありまして 1つ目が海にいる貝からとれる
真珠(海水パール) もう1つが湖にいる貝からとれる淡水真珠(淡水パール)
に分かれます。

どちらもパールの生成が自然界の力だけでは難しい為、養殖による生産になっています。
今回は海水パールと淡水パールの違いと特徴をご紹介していきます。

海水真珠とは

本真珠であるアコヤ真珠は、一般的に日本の海で採取された真珠の事を指します。
母貝となっている貝の名前がアコヤ貝です。
アコヤ真珠の特徴は養殖時に核を挿入することにより、綺麗な真円が形成されています。


画像はアコヤ貝です。

アコヤ貝は、淡水のものと比べると貝が比較的小さいため、1つの貝から
たった1つの真珠しか採ることが出来ませんので 淡水と比べて生産にコストがかかり
数も少ないことから希少性は高いです。

さらにその数少ない中から、真円に近いものや傷がない物を選び選別する
となるとさらにその希少価値が増します。

アコヤ貝以外にも海水パールを生成できる貝があります。
・和珠・・・アコヤ貝
・南洋真珠・・・・ 白蝶貝 黒蝶貝
・マベ真珠・・・ マベ貝
・コンクパール・・・ ピンク貝
その他にも、ハマグリ、あさり、鮑、サザエなど殆どの貝類で真珠は生成されます。

淡水真珠とは

淡水真珠は、淡水の環境で生まれた真珠・または池や湖で養殖された
真珠の事を指します。


画像はイケチョウガイです。

多くのパールは、イケチョウガイやカラスガイから作られており、
湖で養殖されていて、日本では琵琶湖が有名な原産地となっています。
淡水パールは1つの貝から数個生成され、数回採取することが出来ます。

しかし近年は湖の水質の変化により国内の淡水パールの生産数が少なくなっている為、
中国から輸入する低価格なヒレイケチョウガイをつかわれるようになっています。

海水パールのあこや貝とは違い、10㎜以下の淡水真珠には基本的に核を挿入しません。
その為すべてが真珠層からなっているため、ライス型・ドロップ型など個性のある形に
生成され、その中には希少性の高い真円パールも存在します。

アコヤパールと淡水パールの両方とも、育った場所・価格の差がありますが、
そもそも貝の品種・方向性が違うという事を認識したうえで比較していくと、
正しい価値の認識が出来るようになり、ともに自然が育んだ貴重な存在です。

海水真珠・淡水真珠 それぞれの特徴に併せておしゃれを楽しまれてはいかがでしょうか。
またご覧いただければ幸いです。

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